電源を入れたのにPCの起動が遅すぎる…。
今回はそんな時に確認して欲しいWindows10の設定を紹介します。
不要なスタートアップを無効にする
PCを起動させた際に自動で起動するアプリケーションのことです。
PCの性能によりますが、基本的に起動するアプリが多いほど起動時に負担が掛かります。
スタートアップを無効にする
検索バーに「スタートアップ」⇒「スタートアップアプリ」を選択。
スタートアップアプリ画面に切り替わるので、オフにしたいアプリを選択。
オン⇒オフに切り替わればOKです。
ここでは普段使用しないアプリをオフにしておきましょう。

アプリのアクセス許可をオフにする
Windows10では標準で様々なアプリの許可が「オン」になっています。
普通にPCを使う分にはほぼ不要な物なので「オフ」にしてきましょう!
Windowsのアクセス許可
検索バーに「プライバシー」⇒「プライバシーの設定」⇒ 「全般」
全ての項目をオフに変更

「全般」以外の機能についても同様に、「オン・チェック」がついている項目は基本的に「オフ・チェックを外す」ようにして下さい。

アプリのアクセス許可
こちらも考え方は同じで、「アプリが〇〇にアクセスできるようにする」となっている項目は基本的に「オフ」に変更してください。
※「カメラ」、「マイク」を使用する場合は「オン」のままにしてください。

空き容量の確認
「Windowsキー」+「e」⇒「PC」でローカルディスクの空き容量を確認。

「ローカルディスク(C)」を右クリック⇒「プロパティ」で詳細情報を確認できます。

空き容量を増やす
検索バー「ストレージ」⇒「ストレージの設定」を選択。
「ストレージセンサーを構成するか、今すぐ実行する」を選択。
※自動的に空き容量を増やして良い場合は、ストレージを「オン」にするだけでOK

自動的に空き容量を増やす場合はストレージセンサーを「オン」にする。
すぐにPCの空き容量を増やしたい場合は「今すぐクリーンアップ」を選択。

※クリーンアップをしても空き容量が増えない場合は、手動で不要なデータの削除・外付けHDD等への移動が必要です。
Windows Updateの状態を確認
「Windowsキー」+「i」⇒「Windowsの設定」⇒「更新とセキュリティ」を選択。

高速スタートアップは使う必要があるのか
高速スタートアップは、Windows 10 / 11 に搭載されている起動高速化機能です。
シャットダウン時にカーネル情報を保存し、次回起動時にそれを読み込むことで、PCの起動時間を短縮します。
この機能のメリットは、起動時間が短くなる点です。特にHDD搭載のパソコンでは効果を実感しやすく、電源を入れてから作業開始までの待ち時間を減らせます。初期設定で有効になっているため、特別な設定をしなくても使えるのも利点です。
一方で、高速スタートアップは完全なシャットダウンではないため、ドライバーや周辺機器の状態が引き継がれ、不具合が起きることがあります。USB機器やネットワークが不安定になる場合や、Windows Update後に設定変更が反映されにくいケースもあります。また、SSD搭載PCでは、もともと起動が速いため、効果を体感しにくいこともあります。
高速スタートアップは、起動の速さを重視する人には便利な機能ですが、動作が不安定に感じる場合は無効化を検討する価値があります。環境に合わせて使い分けるのがポイントです。
